PPAとは、Purchase Price Allocationの略であり、M&Aにおいて会社を買収した際の取得原価を、買収した会社の資産や負債に配分する手続を指します。
PPAの対象となる資産及び負債には、対象会社の貸借対照表に計上されているもののみならず、商標や顧客リスト等の無形資産も含まれており、これらの資産等に取得原価を配分する必要があります。どのような資産にどの程度配分するかにより、今後の償却費等の金額が変動するためPPAの結果を早急に今後の事業計画等に反映させる必要があります。一方、PPAは企業結合後1年以内の実施が求められていること、また会計監査人とも協議を進める必要があり、一定の期間を要するケースが多くあります。
このため、PPAが確定しない結果、今後の事業計画が策定できないというケースや、一旦事業計画を策定したものの、PPAの結果、再策定が必要となるケースが多いと伺います。
当グループでは、過去の経験等や不動産鑑定士・弁護士とも協同し迅速にPPAの結果を確定できるように進めてまいります。